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故旧も歩けば至玉の出逢い、の巻 [折々散歩]

「至玉の出逢いが待ち受けていたのです。」と思わせぶりに書いた、昨日の記事の続きです。

この日集ったわが故旧のお一人に、サブローさんがおられます。当ブログにも再三、素顔で登場して頂いております。たとえばこの記事。(ここでは『三郎さん』と表記していましたが)

故旧あい集いし森の青胡桃(2014-06-11)

岡山県美作市右手(うて)という地区は、木地師の里として知られています。

私の学生時代の先輩である「三郎さん」は、関西在住でしたが、退職後、奥様の実家のあるこの地区に移り住んで「木工みや工房」をひらき、木工工芸品の制作に励んでおられます。

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上は、「木工みや工房」にて作業中の三郎さん近影

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上は、工房で制作中の作品

過去のブログで紹介したとおり、大学時代の先輩・後輩の間柄で、大阪、西宮、岡山県北、岡山県南など、あちこちに生活の基盤を持つ同郷のメンバーが、故郷の自然探訪を楽しむ企画を、最近何回か催しました。

このサブローさんが、現地集合となっていた『まきばの館』に、予定より早く到着されたので、周辺で時間つぶしをしておられる時に、たまたま見つけた案内表示を頼りに、ここを訪問されたのだそうです。

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Arts&Crafts village という工房で、喫茶を利用することもできるのだそうです。短時間の間に、いろいろと話が弾み、同じく関西出身でもあり、共通の知人の話題で盛り上がったそうです。

「まきばの館」のレストランで、ゆっくりおしゃべりをしながら昼食を摂り、さて、そのあとの行動予定は?との相談になりました。結局、せっかくなので、そのArts&Crafts village でお茶を飲みながらおしゃべりの続きをしようと決まりました。まったく行き当たりばったり、風の向くまま気の向くままの、愉しい旅です。

およそ7分ほどのくねくね道を走ると、こんな建物の前でサブローさんの車が止まりました。非常に古びた廃校の校舎のようです。

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どうやら小学校らしい。昔懐かしい木造校舎です。板の廊下を案内されて、喫茶コーナーへ向かいます。

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アンチーク風のオシャレな空気がただようカフェは、理科室を改造したものだそうです。

窓際に設置されたロケットストーブベンチが、存在感を放ちながら、部屋の風景に溶け込んでいます。HPに掲載のお写真をお借りします。

後で調べてみると、HPには、こんな紹介が書かれています。

アーツ&クラフツビレッジは岡山県北で 山間部の廃校になった小学校を再利用し 木工や染織など、手仕事の工房として 活用しています。
自然に恵まれた環境を生かし、循環可能 な暮らし方を学ぶ田舎の学校(ルーラル スクール)も開催しています。

HPは、リンクフリー(ただしトップページへ)とありましたので、お言葉に甘えてリンクを貼らせて戴きます。Arts&Crafts village

カフェでは、女主人らしき日本人の女性と、西洋人の若い女性ふたりが、もてなしてくださいました。聞けば、西洋人女性は、一人はオランダ、一人は北欧からの滞在者で、ここでステイしながら染織を体験し、またカフェをも手伝っておられるそうです。宿泊費の節約にもなって、あたらしい旅行の形態として広がりつつあるのだそうです。

この地は、合併して美咲町となる前は、久米郡旭町だったそうで、旭町立第2小学校が廃校となったあと、今から27年前、それを工房として借り受けて、奥さん(原田豊美さん)が染織、夫君が木工・家具製作にとりくんで来られたそうです。

HPの『私たちのこと』というページに、その辺のいきさつが紹介されています。

アーツ&クラフツビレッジ

アーツ&クラフツビレッジは1992年に廃校になった旭町立第2小学校を引き継ぎました 体育館は家具工房に、教室は染織工房に、理科室はカフェとギャラリーに校長室はゲストルームにと、木造2階建ての古い校舎が、 今ではすっかり生まれかわっています。

イギリスで見たアーツ&クラフツ

ダーティントン

Dartington Hall, England.

田舎暮らしとものづくりに憧れ、家族で大阪から岡山に移住したのは1986年。山の中にハンドメイドハウスをたてて住み始めました。そして5年後の1991年から1年間を暮らしたイギリスでアーツ&クラフツ運動と出会ったのです。

イギリスでの主な滞在先は南西部デヴォン州。私たちが住んでいたダーティントンという村は、タゴールに感化された大富豪夫妻が1920年代から芸術と工芸を軸に村おこしをしたところです。中世の貴族の館を中心に、芸術大学、環境研究所、アートセンター、クラフトショップなどが緑の中に点在する素晴らしい村でした。

アーティストや工芸家たちが協力してギルドをつくり、自前のギャラリーやショップをもつなど、積極的に活動しており、生活の中に音楽やアート、クラフトが溶け込んでいました。

運命的な校舎との出会い

その思いを形にしたのがアーツ&クラフツビレッジですこの校舎に出会ったのは、イギリスから帰国して広い仕事場を探していた時。 「廃校になる小学校があって、貸してくれそうだ」というので、夜すぐ見にいきました。

どこまでも続く山道に、「本当にこの先に小学校なんてあるのかなぁ」と不安になったころ、突然、校庭の分だけぽっかりと真黒な山に穴があいたようにきれいな星空が見え、桜の木が一本、満開に咲き誇っていました。耳にはザーザーという川の音。運命的といってもいいような印象的な出会いでした。

何キロにもわたる桜並木と豊かな水をたたえた旭川。わらぶき屋根の残る静かな山里は、創作活動には素晴らしい環境です。近年、住民の多くが出ていき、過疎となったこの村に、逆にイギリスで見たような、自然と溶け合った美しい暮らしへの可能性を感じます。

コーヒー一杯で、ゆっくり寛いで歓談した後、工房となっているいくつかの部屋(教室跡)を見学させて戴きました、

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余計な付け足しですが、Arts&Crafts village さんのHPからリンクをたどって、フェイスブックの記事のこんな記述を発見しました。2016年5月の記事です

岡山モノづくり展へ アーツ&クラフツビレッジ出展

久々に岡山市内で家具、染織の展示会です。
岡山タカシマヤさん 8F催会場
『岡山モノづくり展 』に参加します。
烏城紬、作州絣、横野和紙、倉敷いぐさ、など、岡山の伝統工芸と新しい作家の作品も紹介されます。会場で製作実演、ワークショップも開催されます。
アーツ&クラフツビレッジのコーナー
家具 テーブル、椅子、ドレッサー、木の小物
染織 桜染めの麻ショール、藍染めショール、Tシャツなど
家具は 長尾泰典が椅子のペーパーコード編みの実演を予定。(随時開催 見学可)
染織はスピンドルによる糸紡ぎワークショップを毎日開催

ふと目がとまったのは記事中の「烏城紬」の文字。

古い記事を引用します。

烏城にまつわるエトセトラ(2013-11-23)

妻は、別の公民館の講座で、「烏城紬(うじょうつむぎ)」という織物と、和裁とを習っています。(DIYです)

自分で織って仕立てた和服を着て居るところを、写真に写して年賀状にしたいというので、カメラマンも命じられました。
「烏城紬」についてはこちら(その1 その2 その3 その4)をご参照下さい。

以前の記事にも書いたように、岡山城のことを、その漆黒の外観からカラスに見立てて「烏城」と呼びます。(参照記事その1 その2 その3

「烏城紬」はそれにちなんで名づけられた伝統工芸品です。


折角なので、烏城をバックに撮影してみました。
「烏城紬」の宣伝をしたいと、妻が言いますので、後ろ姿をお見せします。織りも素人、仕立ても素人、着付けも素人、カメラも素人ですが、バックの烏城だけは本物です。

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この烏城紬を伝承しておられる須本雅子さんが、上述の岡山タカシマヤでの『岡山モノづくり展 』に出展されるとき、妻も当番で「店番」を担当したことがありました。その際、私もアッシーとして展示を瞥見したことがありましたが、同じ会場にArts&Crafts villageさんも出展なさっていたはずだと思うと、奇しき縁に感慨を禁じ得ません。

聞けば、原田さんは、私たち一行より少しお若いご様子ですがほぼ同世代。ニワトリを飼い、野菜を育て、自然とともに暮らしておられる暮らしぶりのせいか、はたまた、ヨガをなさるという賜物か、身のこなしも軽やかで、心のありようも軽快かつ聡明。雪に閉ざされ、凍える冬を初め、文明や便利さとは隔絶された、辺鄙な田舎暮らしを30年近くも楽しんでおられるご様子は、俗世離れした仙女かはたまたフェアリー(妖精)かという、魅力的な女性でした。

帰り際、お話をうかがうと、社会運動・労働運動方面に携わるご友人もおられる由で、学生時代のお話も含めて、共通の話題で盛り上がりり、日常では滅多に経験できない心の通い合いを味わうことができました。事前の下調べも、予期も予定も予約もなしの、成り行き任せの気まま旅で、このような邂逅に巡り会おうとは、全くもって不思議なことでした。

折しも今日は七夕。それにちなんで、と言うわけでもありませんが、織女の話題をお送りしました。

ところで、短冊には何と書きましょう?

「世界中の人びとが、幸せに、安心して生きられますように!」
「そのためにも、憲法くんが、いつまでも元気で働き続けてくれますように!そのためにも、参院選挙で改憲勢力の議席が一つでも減りますように!そのためにも、諦めずに投票に行こうと考える若者が、ひとりでも増えますように!」
「2000万円貯めるより、1票の行使!」


追伸、ここ数日、パソコンにかじりついて、慣れない操作を続けています。ホームページ更新のお手伝いをしているのですが、仕組みも約束事もしらないまま、「css(カスケーディング・スタイル・シート)」なるものを使おうと、苦労しています。視力も気力も、すっかり弱っています。やっとある程度の形になったと思うのですが、どうでしょうか?↓

子育て教育なんでも相談ネットワーク(ホームページ)

今日はこれにて。


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